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【ヒロアカ】MY SWEET HEROES

第22章 お見舞い




***

3年A組寮。

玄関を抜け、談話室へ向かったミリオたちは、すぐに人影を見つけた。

キッチンのシンク前。

そこにいたのはユカリ。

食器を洗っている。

ミリオが指差して声を上げる。 

「ユカリ発見!」

ユカリが振り向く。

「あ、お帰りみんな」

その顔色は昼よりだいぶいい。

でもまだ少しだけ赤い。

ねじれが心配そうに近寄る。

「もう起きて大丈夫なの?」

環も静かに言う。 

「……無理するな」 

ユカリは苦笑した。

「熱は下がったから、とりあえずは大丈夫」

いつもの柔らかい笑顔。

ミリオは安心したように息を吐く。

「よかったぁ〜」

でも、すぐに目を細める。

「あれ?その食器……」

シンクにあるのは昼に使ったお粥の器。

そして見覚えのある鍋。

ミリオ、にやぁ。

「爆豪くんの手料理セットだ」

「違うから!!」

顔がちょっと赤い。

「え〜?でも昼休みに爆豪くん来てくれたんでしょ?」

「しかもお粥作ってくれて〜夜もうどん作りに来るって〜」

ユカリ、完全停止。

「……え?」

みんなが知っていることに驚くユカリ。

だが、ねじれは爆弾を追加する。

「しかもユカリの好きな味まで天喰くんに聞いてたの〜!」

環は静かに目を閉じる。

ユカリは数秒固まった後、みるみる顔が赤くなる。

「え、えっ、ちょ……」

熱じゃない赤さ。

ミリオは爆笑寸前。

「いやぁ恋っていいよね!!」

「っ、ミリオうるさい!」

ユカリは慌てて顔を隠す。

でも、その口元は少しだけ緩んでいた。

その時。

ピンポーン。

寮のインターホン。

全員。

静止。

ねじれの顔がパァッと明るくなる。

「来たんじゃない!?」


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