第22章 お見舞い
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3年生寮の玄関。
学校から帰宅した三人が靴を履き替えていると。
1年寮に帰宅してくる爆豪と出久が見えて、ねじれが気付いて手を振る。
「あ!爆豪くーん!」
「お昼休み寮に行ってくれたんだよね?ユカリどうだった?」
爆豪は立ち止まって短く答える。
「……お粥食った」
「へぇ〜!ちゃんと食べられたんだ!」
ミリオも感心する。
が、すぐに不思議そうに首を傾げる。
「え、お粥?買っていってくれたの?」
爆豪はさらっと答える。
「作った」
「誰が?」
「俺が」
数秒。
空気停止。
「「「え?」」」
ミリオ、ねじれ、環。
綺麗に固まる。
ねじれが目を丸くする。
「作ったの!?爆豪くんが!?」
ミリオも驚愕。
「すごっ!?!?」
環は静かに衝撃受けてる。
爆豪は面倒そうに眉を寄せる。
「んな驚くことかよ」
出久は苦笑しながら補足する。
「あはは、かっちゃん色々と完璧だから……」
「寮でも誰か熱出すと、文句言いながらも完璧な看病してくれて」
爆豪の口調を真似する。
「“治し殺したるわ”ってよく言ってるんです」
ミリオが思わず吹き出す。
「怖い怖い怖い!!」
ねじれは爆笑。
「治すの!?殺すの!?どっち!?」
爆豪はキレる。
「テメェらうるせェ!!」
でも。
どこか慣れている。
ミリオはニヤニヤしながら言う。
「いや〜でも、ユカリ安心しただろうなぁ!気になる後輩がお見舞いに来てくれて、しかも手料理!」
「っ!!」
爆豪、ぴたり。
数秒後。
「……は?」
低音。
圧。
出久は冷や汗。
ねじれはニヤニヤが止まらない。
「え〜違うの〜?」
「ちげェっつってんだろ!!」
でも、耳は赤い。