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【ヒロアカ】MY SWEET HEROES

第21章 転入生




さらに火災区画。

八神凛。

凛は異様だった。

相手に合わせる。相手の癖を読む。

その場で最適解を取る。

近接相手には近接。

機動型には速度。

個性の使い方が変幻自在。

『上鳴、脱落』
『障子、脱落』
『常闇、脱落』

ポイントがどんどん積み上がる。

モニタールームでねじれが目を丸くした。

「凛くんやば〜!適応速度すごい!」

相澤も静かに見ている。

「……戦闘センスが高い」

一方。

モニターの端。

目立たない場所。

そこに映っていたのは出久。

派手ではない。

でも、生き残っていた。

救助者を優先。

無理な戦闘を避け、地形を利用して逃げる。

必要な時だけ戦う。

着実。

そして気付けば。

残存者はたった四人。

爆豪。

轟。

凛。

そして出久。

モニタールームがざわつく。

「えっ、緑谷くん残ってる!?」

「すごい……!」

ユカリも驚いて目を丸くする。

その横で、モニターを見ていた麗日お茶子がぽつりと呟いた。

「出久くんすごいなぁ……」

戦闘力だけなら。

きっと三人の方が上。

でも。

出久は違う強さで残っている。

相澤が静かに言う。

「緑谷は“生き残り方”をわかってる」

「自分が今勝てない相手を理解してる」

「だから無駄に突っ込まない」

ミリオが笑う。

「いやぁ、成長したねぇ!」

その時。

モニターの一つ。

瓦礫地帯で、ついに。

爆豪と轟が接触した。



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