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【ヒロアカ】MY SWEET HEROES

第21章 転入生




爆豪はスマホを見ながら舌打ちした。

「……クソ」

胸の奥が少しざわつく。

もし。

ユカリが凛を選んだら。

アメリカへ行くと言ったら。

考えないわけじゃない。

嫌に決まってる。

腹立つ。

でも。

ユカリが自分で決めたことなら。

きっと尊重したいとも思う。

あの人は。

誰かに流されて決める人じゃないから。

ちゃんと考えて。

悩んで。

それでも選んだ答えなら。

否定したくない。

――でも。

だからって負ける気はねェ。

爆豪の目が鋭くなる。

凛は強い。

実際認めてる。

頭も回る。

戦闘センスも高い。

個性の応用力も異常。

しかも、どんな相手にも合わせられる。

厄介極まりない。

だからこそ、勝ちたい。

次の特別実技。

絶対1位を取りたい。

ユカリのこととは別。

でも。

別じゃない。

全部繋がってる。

その時。

通知。

【轟:俺も負けるつもりない】

爆豪、鼻で笑う。

【爆豪:うるせェ半分野郎】

さらに。

【凛:来いよ】

挑発みたいな短文。

空気がピリつく。

でも、嫌じゃない。

三人とも同じ方向を見てる。

正々堂々。

勝って認めさせる。

そのために立ってる。

爆豪はスマホを置いた。

「上等だ」

そして小さく笑う。

獰猛な顔で。



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