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【ヒロアカ】MY SWEET HEROES

第21章 転入生




***

3年A組。

朝のホームルーム前。

ユカリはみんなの前で楽しそうにスマホを取り出して見せる。

「見て見て」

「ん?」

ミリオ、ねじれ、環。

いつもの三人がスマホを覗き込む。

画面に映っていたのは今朝撮った写真。

並んで歩く爆豪、轟、凛の後ろ姿。

朝日。

言い合ってるような距離感。

なんとも不思議な空気。

ねじれが目を輝かせる。

「わぁ〜!なんかこう見るとみんな仲良しみたい〜!」

「仲良しではないと思う……」

環が即答する。

ミリオは笑った。

「でもちょっとわかるかも!最初より空気柔らかくなったよね」

ユカリも嬉しそうに頷く。

「うん。最初はどうなるかと思ったけど……最近ちゃんと話してるし、なんか安心した」

その顔は本当に穏やかだった。

環はその様子を見ながら、ぼんやり思う。

――ユカリ、最近よく笑うな。

すると。

ねじれが急に話題を変える。

「で!結局どうするの〜?」

「え?」

「アメリカ!」

教室が少し静かになる。

凛の話。

つまり。

“ユカリは本当にアメリカへ行くのか”。

ユカリは少しだけ困った顔をした。

「…………」

ミリオも真面目な顔になる。

環は黙ったまま。 

ユカリはスマホを見つめる。

そこに映る三人の背中。

そして。

最近の自分を思い返していた。

爆豪くん。

轟くん。

二人と話すと、近付かれると。

胸がうるさくなる。

ドキッとする。

顔が熱くなる。

それはちゃんとわかってる。

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