第21章 転入生
すると、通知。
【轟:天喰先輩】
【環:……なに】
【轟:ユカリ先輩って昔からあんな感じなんですか】
少し真面目な文。
環は少し考える。
そして返した。
【環:……変わってない】
【環:昔から誰にでも優しいし】
【環:放っとくと無理するし】
【環:でも芯は強い】
既読。
静かになるグループ。
そのあと。
【凛:知ってる】
短い言葉。
でも、どこか嬉しそうだった。
環は小さく息を吐く。
本当に。
ユカリっていう人間は。
いろんな人を繋げてしまう。
そんな中、突然。
【凛:】
画像が一枚送信された。
環、嫌な予感。
開く。
「…………」
幼稚園時代の写真。
小さな制服姿。
真ん中には満面の笑みのユカリ。
その右隣。
少し照れくさそうな顔の小さな環。
そして左側。
今とあまり変わらないすました顔の小さな凛。
グループLIME、沈黙。
そのあと。
【爆豪:……は?】
【轟:かわいい】
即死。
【爆豪:待てちっせェ】
【轟:ユカリ先輩笑ってる】
【爆豪:クソかわいい】
【轟:やばい】
環、深いため息。
「……ユカリに怒られるぞ」
もちろん誰にも届かない。
グループはもう大騒ぎ。
【爆豪:なんでテメェこんなもん持ってんだ】
【凛:俺の宝物だから】
【轟:重い】
【凛:ユカリ、昔から真ん中】
確かに。
写真の中心。
笑ってる。
周りが自然と集まってる。
今と同じ。