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【ヒロアカ】MY SWEET HEROES

第21章 転入生



実技訓練が終わったあと。

A組は各々休憩を取っていた。 

その中で、凛は静かに二人を見ていた。

爆豪勝己。

そして。

轟焦凍。

最初は気に食わなかった。

ユカリの近くにいる男。

しかも二人とも、ユカリを好きだと隠そうともしない。

だが。

訓練を見てわかった。

強い。

ちゃんとヒーローを目指してる。

口だけじゃない。 

だから凛は歩み寄った。

「爆豪」

「あ?」

「轟」

「なんだ」

二人が視線を向ける。

周囲のA組もなんとなく気配を察して静かになった。

凛は少しだけ考えてから言う。

「なんでユカリを好きになったのか知りたい」

静止。

「…………は?」

爆豪が眉を寄せる。

轟は瞬きをした。

「気になる。お前ら、ちゃんと強いから」

凛は続ける。

「だから聞いてみたい」

その言葉に出久が驚く。

凛は自分が認めた相手には対等だ。

さっきの訓練でもそうだった。

相手をちゃんと見てる。

だからこそ聞いた。

すると。

爆豪が鼻で笑う。

「ンなもん決まってんだろ。先輩がすげぇからだ」 

A組が静かに「うわぁ……」となる。

爆豪は腕を組んだ。

「優しいとか可愛いとか、そりゃそうだけどよ。そんなんだけじゃねェ。先輩、ちゃんと自分持ってんだよ」

その目は真っ直ぐだった。

「誰相手でも媚びねェし、簡単に流されねェ。強ぇ」

静かな空気。

爆豪は少し眉を寄せた。

「あと……俺のことちゃんと見てくる」

ぽつり。

それが本音だった。

爆豪勝己を怖がらない。

面倒くさがらない。

ちゃんと見て、向き合ってくれる。

それがユカリだった。

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