第21章 転入生
ミリオは必死に笑いを堪え、ねじれはまだ目がキラキラしてる。
「すごいすごい!帰国子女の新キャラくんだ〜!」
しかも。
凛がさらっと環を見る。
「環兄、背ぇ伸びた?」
「いやもうそんな歳じゃ……」
「でも昔よりでかい」
「お前が小さかったんだよ……」
普通に会話してる。
本当に昔の知り合いだ。
ユカリも少しずつ思い出してきたらしい。
「あっ……!」
「もしかして、私たちの卒園式でずっと泣いてた凛!?」
凛の動きが止まる。
「…………」
「私と環が先に卒園しちゃうのが嫌で、離れたくないってずっと泣いて――」
「忘れろ」
即答する凛の耳が赤い。
芦戸は大爆笑。
「かわいいじゃん!!」
上鳴も笑う。
「今こんなクールなのに!?」
凛は不機嫌そうに舌打ちした。
「うるせぇ」
だが、ユカリは懐かしそうに笑った。
「そっかぁ、凛かぁ……!」
その笑顔。
凛の目が少し柔らかくなる。
そして。
爆豪と轟は同時に思う。
――ムカつく。