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【ヒロアカ】MY SWEET HEROES

第20章 保健室当番



「出久くんって、本当にヒーロー研究好きなんだね」

「え!? あ、はい!!」

「なんか楽しそう」

「た、楽しいです!!」

その顔が本気すぎて、ユカリはまた笑ってしまう。

爆豪はその様子を横で見ていた。

さっきまで保健室のことなんて知らなかった。 

なのに今。

ユカリが白衣姿で目の前にいる。

優しく笑って。

自分の腕を治してくれて。 

なんかもう色々無理だ。

しかも。 

今日はずっとここにいたらしい。

その事実に気付いた瞬間。

爆豪の眉がぴくっと動いた。

「……先輩」

「ん?」

「今日ここいたの、どんくらい前からだ」

「朝からだよ?」

「………」  

爆豪の動きが停止する。

朝から。

つまり。

今日一日。 

色んな奴がここに来た可能性がある。

切島の妙な態度。

物間の煽り。

全部繋がる。

爆豪の目が据わる。 

「……誰来た」

「え?」

「今日ここに誰来たっつってんだ」

出久は察する。

(あっまずい) 

ユカリは普通に答えようとした。

「えっと、心操くんとか、切島くんとか――」

「C組モブ来てんじゃねェか」

「あと物間くんと、環と――」

「は?」

爆豪の声が低くなる。

「……天喰?」

轟の時とはまた違う種類の圧。

ユカリは全く気づかない。

「うん。保健委員のプリント届けに来てくれて」

「二人きりか」

「え?」

「二人だったのかって聞いてんだ」

「途中からミッドナイト先生来たよ?」

「途中まで二人じゃねェか」

出久は心の中で叫んだ。

(かっちゃん!! 圧!! 圧!!)

ユカリはようやく少しだけ違和感を覚えた。

「……爆豪くん?」

「チッ、なんでもねェ」

全然なんでもよくない顔である。

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