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【ヒロアカ】MY SWEET HEROES

第19章 写真



「半分野郎には消させたのかよ?」

反省文を書きながら、爆豪がぼそっと聞く。

ユカリは「えーと……」と困ったように笑った。

その反応だけで、なんとなく察する爆豪。

「消してねェな」

「……うん」

出久が「うわぁ」って顔をする。

ユカリは昼間のことを思い返しながら話し始めた。

「ちゃんとお願いはしたんだよ?子供の頃の写真は恥ずかしいから、消してほしいって」

爆豪は無言。

ユカリは少し照れながら続ける。

「そしたら轟くんが……」


―――――――――

『……本当に消さなきゃだめですか?』

昼休み。 

廊下で。 

轟焦凍は、少しだけしゅんとした顔でそう言った。

『え』

『……すごく可愛かったんで』

『小さい頃の先輩』

『だから、できれば消したくないです』

真顔なのに。

声だけちょっと落ち込んでて。

ユカリは完全に困った。

『いや、でも恥ずかしいし……』

『あんまり見ないんで』

『………』

『大事にするんで』

『写真を!?』

『はい』

あまりにも真剣だった。

しかも少し寂しそうで。

強く言えなかった。

結局。

『……じゃ、じゃあ消さなくてもいいけど、あんまり見ないでね?』

『約束します』

そういう話になったのだった。

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