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【ヒロアカ】MY SWEET HEROES

第19章 写真



そんな中。

ふと轟が教室の中へ視線を向けた。

そこには、静かに昼食を食べている環。

轟は何かを思い出したように「あ」と呟く。

「どうしたの?」

ユカリが首を傾げる。

轟はそのまま教室の入り口まで歩いていき、環に声をかけた。

「天喰先輩」

環が顔を上げる。

「………なに」

「あの時はありがとうございます」

「…………」

「え? あの時ってなに?」

ユカリは不思議そうに聞く。

そして轟は普通に答えようとする。

「写真――」

「轟!!!!!」

環、人生最大レベルの制止。

教室中がビクッとなるが、もう遅い。

ユカリが目を細める。

「……写真?」

「なんでもない」

焦る環を見て、轟はただ不思議そう。

「でも先輩、写真――」

「轟!!」

「?」

「それ以上喋るなお願いだから」

環の目は本気。

ミリオやねじれはもう笑いを隠せてない。

「え、なになに!? 写真!?」

「ねえねえ、なんの写真〜!?」

ユカリの視線がどんどん鋭くなる。

「……環?」

「…………」

「まさか」

「…………」 

「送った?」

環、終了の顔。

轟は悪気ゼロで言う。

「小学生の時の写真も可愛かったです」

ユカリ、真っ赤。

「環ーーーー!!!!!!」

「ごめん!!!!!」

環の謝罪を見て、ミリオとねじれは大爆笑。

ユカリは顔を覆う。

「なんで送るの!?!?」

「いや……圧が……」

「圧?」

「爆豪と轟の」

「圧で人は写真送るの!?」

「送った……」

「環!!!」

轟は少し考えてから真面目に付け加える。

「でも本当に可愛かったです」

さらに真っ赤になるユカリ。

「もうやだ……」

教室中が笑いに包まれる。

その時。

轟がふと思い出したように言う。

「爆豪も死んでた」

「言わなくていい!!」

ユカリ、完全敗北。

そして環は静かに思った。

(やっぱり送るんじゃなかった……)

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