第18章 オールマイトの特別授業
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特別授業を終えたあと。
オールマイトは、どこか穏やかな気持ちのまま職員室へ戻っていた。
廊下を歩きながら思い返す。
真剣に悩みを打ち明けるA組。
笑い合いながらも、ちゃんと相手の言葉を聞いていた空気。
少し前まで、ただがむしゃらだった生徒たちが。
確実に成長している。
そう感じられる時間だった。
職員室の扉を開ける。
すると。
「終わりましたか」
声をかけてきたのは相澤。
いつものように眠そうな顔。
だが、ちゃんと気にしていたらしい。
「特別授業ありがとうございます、オールマイトさん。問題なかったですか?」
オールマイトは笑う。
「ああ、相澤くん。彼ら、すごく成長していて驚いたよ」
相澤は静かに耳を傾ける。
「最初は峰田少年の恋愛相談から始まったけれどね」
「……想像できる」
オールマイトは苦笑した。
「でもその後は、本当にいい時間だった」
「みんな、自分なりに悩みながら前に進もうとしている」
「“強くなりたい”だけじゃなく、“どう在るべきか”を考えていたよ」
相澤は小さく頷く。
「……そうですか」
それだけ。
でも少しだけ、表情が柔らかい。