第3章 3
食事が終わると、食堂には少しだけ落ち着いた空気が流れた。
皿の音がゆっくりと減っていき、ルフィは椅子に背を預けて満足そうに息を吐く。
「腹いっぱい〜」
「だから言っただろ、食いすぎだっての」
サンジはため息をつきながらも、慣れた手つきで皿を片付けていた。
そのとき、チョッパーがことみの袖を軽く引く。
「なぁなぁ、ちょっと診療所見に行くか?」
「あ、行ってみたいです」
ことみが素直に立ち上がると、チョッパーは嬉しそうに跳ねた。
「こっちだぞ!」
「サンジくん、ごちそうさまでした!」
キッチンへ向かって声をかける。
サンジは片手を軽く上げるだけで応える。
「おう」
二人は並んで食堂を出ていく。
ナミは椅子に座ったまま伸びをした。
「ほんと、あの子チョッパーと気が合うわね」
ロビンは静かに微笑むだけで、何も言わない。
サンジはその背中を一瞬だけ見送り、また皿へ視線を戻した。