第2章 →五円チョコほど素敵なものはない
「おい、いい加減起きろ」
土方さんはあたしの頬をペシペシ叩く。
仕方がねぇーな、起きてやるよ。
『カレー食いたい』
「起きてそうそうカレー!?」
ザキリンがツッコミをいれる。
うん、今日も絶好調だね。
「今総悟がカレーを持ってきてくれるそうだ」
『まぢで?やったー!さすが沖田様!!』
「沖田様じゃねーだろ、ご主人様と呼びやせェ」
そう言って部屋に入ってきた沖田さん。
ぐへ、カレーうまそ!!
『早くカレーちょうだい!!』
「それが持ってきてやった人に対する態度ですかィ?」
『あー、まぁ…サンキューベリマッチョ!!』
ウインクをして沖田さんからカレーを奪おうとした。
けどそう簡単には渡してくれない。
くそっ、何てヤローだ。
.