【ヒロアカ】名前のない関係の終わらせ方【爆豪勝己】
第1章 1
中に入れた指が一本から二本に増える。
濡れた音が静まり返った寝室に響き始めた。親指は上の敏感な突起を掠めながら、わざと避けるように周囲だけを刺激している。
自身の硬さがまだ履いたままのジーンズの布地を押し上げているのを隠そうともしない。
それでもまだ、指だけで焦らすことを選んでいた。赤い顔で睨んでくる透をもっと見ていたい——そんな下心が透けて見える手つきだった。
「どうした。睨む余裕あんのか?」
「ん…ふっ……」
声を殺しながら刺激に耐える。
1番敏感な突起を、爆豪の指が掠めるたびに腰が少し跳ねる。
それを爆豪は見逃さない。
「声出せっつってんだろ。我慢すんな。」
焦らしていた親指がぴたりとその突起に重なった。
小刻みに、けれど容赦のない圧で押し回す。中の二本は内壁を探るように曲げられ、前側のざらついた場所を的確に捉えた。
弱点を一気に嬲られ、体が一度大きく跳ねる。
「うぁっ…!!それ、ダメって……」
その言葉を聞いて指の動きがさらに執拗になる。
「ダメなわけねぇだろ。
ここが好きなんだろてめぇは。」
ぐちゅ、と卑猥な水音が指の律動に合わせて鳴る。
親指と中指とで挟み込むように弱点を責め立てながら、爆豪は身を屈めて透の耳元に口を寄せた。
耳朶に歯を立てながら、囁く。
「もっと聞かせろ。」
低い声が鼓膜を震わせ、脳が甘く痺れる様だ。
一瞬、中を締めてしまったことに自分でも気付き、顔を逸らして耳を離す。
逸らされた耳を追いかけるように首筋に顔を埋めた。逃がす気がない。
「今締まったの——わかってんぞ。」
指の速度が上がった。2本の指が中を掻き回しながら親指は休むことなく突起を嬲り続ける。ベッドのシーツがぐしゃぐしゃに乱れ、水音と荒い呼吸だけが空間を満たしていた。