【ヒロアカ】名前のない関係の終わらせ方【爆豪勝己】
第1章 1
服を脱がされ、下着姿になる。
黒のレースが柔く白い肉を包み込んでいる。
小さく息を呑む音が、静かな部屋に響いた。
「……。」
視線が鎖骨から胸、腹のラインを辿って、下着のレースに引っかかって止まる。
鍛えられたしなやかな身体が黒いレースに縁取られている光景は、暴力的なまでに扇情的だった。
着痩せする透の印象からは想像できない豊かな曲線がレースの隙間からこぼれそうになっている。
額を透の首元に押し付けるように顔を伏せた。
熱い呼気が素肌にかかる。低い、絞り出すような声。
「——お前さァ。
こういうのわざと着て待ってたわけじゃねぇだろうな。」
「…バレた?連絡来た時に着替えた。」
透はクスリと笑う。
首元から顔を上げる。赤い目に明確な熱が灯っていた。
「ぶっ殺す。」
物騒な言葉とは裏腹に、少し声が震えていた。
酒で顔が赤く染まるのが誤魔化されている。
透の両手首を片手で掴んで頭の横に押さえつけ、空いた手が下着の縁を指でなぞる。鎖骨の窪みから、胸の谷間へ。
「わざわざ着替えたってことは——期待してたんだろ。」
首を傾げて問う。
「だって…そのつもりで来たでしょ?」
ぐ、と言葉に詰まる。図星を突かれた顔。
反論できるはずがなかった。
「LINEの時点でそのつもりだった」なんて、口が裂けても言えない。だから行動で返す。
レースのブラを肩紐だけをずらした。
焦らすように。こぼれ出た柔い肉に一瞬目を奪われて、それから唇で触れた。
「——聞くまでもねぇこと聞いてんじゃねぇよ。」