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【呪術廻戦/短編集R18】夜更けの花屋は恋を売る

第9章 【伏黒恵】君に響くカンパニュラ II **


『恵くんと、えっちしちゃった』



「…………っ!」



おい、こんなことまで書いてんのかよ。
誰かに、昨日のこと話したのか?


その下に続く文を読み進めていくと、どうやらこれは日記のようだった。


……いや、待て。
これ、俺が読んでいいやつなのか?

悪い、。今だけ、許してくれ。



『まだドキドキしてる。恵くんの匂いも、触れられたところも、ずっと残ってるみたい。

最初は痛かったけど、たくさん抱きしめてくれて、いっぱいキスしてくれて、すごく幸せだった。

恵くんはどう思ったのかな。
私のこと、少しは女の子として見てくれたのかな。

本当は、こんなこと残しちゃいけないのに。
私にとっては一生忘れたくない夜だった。
だから、このノートに書くことだけは許して』



昨夜のことを、がどう思っているのか。
痛くなかったか、無理させてなかったか。
正直、ずっと気になっていた。


『すごく幸せだった』って。

よかった。
が昨日のこと、後悔してないことがわかって。


俺だって、とああなることをずっと望んでいた。
好きでもない相手に、あんなことするわけねぇだろ。

あの時、ちゃんと伝えてやればよかった。


……後悔してる場合じゃねぇ。
まずは、を見つけることが先だ。


俺は気持ちを切り替え、ノートの次のページをめくった。
そこには、今日の任務で書いたらしい言葉が残されていた。



『狗巻先輩、お疲れ様でした』

『私は、少し買い物をしてから帰ります』



は自分から、狗巻先輩たちと別れて一人になったってことか。



『恵くんと付き合ってるんじゃないの?』



なんだ、これ。
俺が誰かと付き合ってるって?

何の話してんだ、これ。


残りのページにも目を通すが、ほとんどが白紙だった。


諦めてノートを閉じようとした、その時。
書き込みのある最後のページの隅に、文字があることに気づいた。
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