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【呪術廻戦/短編集R18】夜更けの花屋は恋を売る

第9章 【伏黒恵】君に響くカンパニュラ II **


乱れたシーツ。
床に落ちたままの俺の服。

そして机の上には、が昨日返しに来てくれたTシャツと、昨夜あいつに貸した俺のTシャツが、二枚重なってきれいに畳まれて置かれていた。


手に取っても、もうの体温なんて残っていない。
なのに、昨夜あれを着て俺の腕の中で眠っていた姿が頭に浮かんだ。


早く会いたい。
昨日のことをちゃんと聞きたい。

が俺の掌に書いた言葉も。
最後に、何かを伝えようとしていたあの唇も。


全部。


そして、今度こそ言う。
昨日みたいに、飲み込んだりしない。


がどう思っていたとしても。
忘れてほしいと言われても。


俺は、ずっと好きだったって。
ちゃんと伝えよう。


その時、机の上に置いていたスマホが震えた。
画面を見ると、五条先生からメッセージが届いている。



『恵、五分後に自販機前集合〜』



朝から何なんだ。
用件くらい書けよ。


そう思いながらも、どうせ無視したところで面倒になるだけだ。
それに、俺からも話しておきたいことがあった。

が縛りを破って声を出したこと。
今のところ何も起きていないが、あの人の「六眼」なら何か分かるかもしれない。


俺はスマホをポケットに突っ込んで、集合場所に向かった。
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