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【呪術廻戦/短編集R18】夜更けの花屋は恋を売る

第8章 【五条悟・伏黒恵】クロユリは君を離さない Ⅱ**


「……は、本当に何も知らないんだね」

「え……?」

「そういうの、逆に男をそそらせるってわかんない?」



掴まれた手首が、頭の上のシーツへ押し付けられる。


見下ろしてくる青い瞳は、いつもの先生とはまるで違っていた。
澄んだ青の奥に、じわりと火が灯っていくような。

そのまま見つめられていたら、こっちまで焼かれてしまいそうで背中がぞくっとした。



「男の部屋に、ほいほいついていくところも。男の前で、下着もつけずに出てきちゃうところも……自分が何してるのか、全然わかってないでしょ」

「そ、それは……」



知らない男の人だったら、こんなことしない。
だって、それは――。












「だから……恵にも襲われちゃうんだよ」



先生の口から出た名前に、心臓を鋭く突かれた気がした。


やっぱり。
先生、知ってたの?

さっき寝室で見つけた本を拾ったのも。
扉の向こうで大きな音を立てたのも。



先生……なの?



先生のもう片方の手が、めくれ上がったTシャツの裾をかすめて、私の太腿に直接触れる。



「っ……!」



その手が内側の敏感な肌を撫でながら、上へ滑り始めた。


だめ。
そっちは。

私が下着を着けていないこと、先生はもうわかってるはずなのに。



「やっ、先生、だめ……っ」



指はじわじわと這い上がって。
とうとう何も守るもののない、恥ずかしい場所へ。



「っ、ぁ、先生、だめ、そこは……」

「そう? のここは触って欲しそうだけど」



指の腹で割れ目をなぞられ、小さな突起に触れた。



「っ……ぁ、あっ!」



じんじんとした痺れが広がって、頭の中までぼうっとする。
触られるたびに腰が勝手に跳ねて、足元のシーツがくしゃっと乱れた。
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