• 小
  • 中
  • 大
  • テキストサイズ

【呪術廻戦/短編集R18】夜更けの花屋は恋を売る

第7章 【五条悟・伏黒恵】クロユリは君を離さない**


最初は戸惑うように触れてくるだけだったも、少しずつ俺の動きを追ってくる。

の唇から、濡れた舌先がわずかに覗いた。


俺も舌を伸ばして、その先に触れる。
口の外で触れ合った舌を、ゆっくり擦り合わせる。



「ん……ふ、んっ……あ……」



息を継ぐ隙も惜しくて。
唇を離しては、また塞ぐ。


何度目かもわからなくなった頃、ようやく顔を離した。
二人の間に細い糸が伸びる。
それが切れるのさえ、惜しいと思った。


は息を整えながら、ぼんやり俺を見上げていた。



「わかったか?」

「……それ、まだ聞くの?」

「……悪い」



流石にしつこかったか。

俺の方がいいって。
一度でいいから、こいつの口から聞きたかったんだよ。


は俺の胸元へ視線を落として、俺のシャツをさらに掴んだ。



「……?」



何か言いたそうに唇を開いて。
閉じて。

やがて、聞き取れるかどうかくらいの声で呟いた。



「…………でも……もっと、してほしい」



言った途端、は俺の肩へ額を押しつけて、顔を隠してしまった。
それでも、赤くなった耳までは隠せていない。


言った本人が先に照れるなよ。
俺がどれだけお前のこと好きか、わかってんのか。

彼氏でもない俺に、そんなこと言ってくっついてきて。


期待させるなら、最後まで付き合え。



「……後で、やっぱなしとか言うなよ」



頬に手を添えて、顔を上げさせる。
もう片方の手を服の裾にかけ、持ち上げると、の身体がぴんと強張った。


俺が何をしようとしているのか、わかったらしい。
肌に直接触れた瞬間、が小さく息を吸った。


下着の位置をずらすと、押さえられていた胸がこぼれるように揺れた。

白い肌も。
わずかに赤みを帯びた先端も。
呼吸に合わせて胸元が上下するのも。

全部はっきり目に入る。


あの日も見たはずなのに。
明るい場所だと、こんなに違って見えるのか。
/ 408ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp