第3章 【直哉×魔性女中】
あれほど「大嫌いや」と泣きじゃくり、自尊心をズタズタにされたはずだった。
しかし、一度こじ開けられた快楽の扉は、直哉の理性など容易く踏みにじる。
本邸で「弱者に価値はない」と冷酷に言い放つ次期当主の姿は、そこにはない。
月に数日、彼女の身体が彼を受け入れられない期間。
かつてはあんなに不機嫌そうにしていた直哉が、今では自分から彼女の膝に縋り付き、顔を赤らめて秘所を晒すようになった。
「……なぁ、名前。今日も、あれ……」
震える声でねだる直哉を、は慈愛と支配の混じった瞳で見下ろす。彼女は後毛を耳にかけ、口元を綻ばせると、潤滑の油を指に纏わせた。
「まあ、直哉様。あんなに嫌だと仰っていたのに、こんなに待ちきれないご様子で……。困った悪い子ですね」
彼女の細い指が、直哉の内側をぬるりと侵略する。
その瞬間、直哉の口から「ひっ、あ、……ぁぁ!」という、情けない悲鳴が漏れた。
「あ、……なまえ、そこ、……っ、あかん、変なるとこ、……っ!」
「変になるところって、どこですか? ここ? それとも……ここかしら」
彼女は耳元で甘く、毒のように囁きながら、彼の最奥にある一点を容赦なくこね回す。同時に、もう片方の手で直哉の乳首を指先で弾き、弄んだ。
「あ、……っ、ぐ、あぁぁ! そこっそこや、……っ!!」
普段の勇ましい立ち振る舞いからは想像もつかない、涙でぐちゃぐちゃになった顔。直哉は彼女の豊かな胸に顔を埋め、抗うこともできずに翻弄される。
前立腺を直撃する激しい快楽と、乳首を責められる屈辱的な陶酔。
直哉の腰はガタガタと震え、自らの意思とは無関係に、前は何も触れられていないのに、だらしなく蜜を溢れさせていた。
あ、あ……っ! 目の中、チカチカする、……あぁっ、そこ……っ!!」
「ふふ、ここですか? 次期当主様ともあろうお方が、女中に後ろを弄られてこんなに鳴いて…ダメになっちゃいましたね?…」
「……っ、ぁ、……俺、俺……もう、……っ!!」
「いいですよ、そのまま出してしまいなさい。」
彼女は、自分なしでは立っていられなくなった直哉を愛おしむように、さらに深く指を突き入れた。
直哉は視界を明滅させながら、彼女の腕の中で激しく果てた。