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夢幻泡影②【呪術廻戦/伏黒 恵オチ】

第26章 タイトル未定【予兆】


「……星也の悪癖が最悪な形で出たってところかな」

 拠点にある霊安室――ストレッチャーで運び込まれた五条は、家入や灰原、伊地知から、自分が【獄門疆】の中にいる間に起こったことを聞き、深々とため息を吐いた。

「術式の汎用性が高い分、何でも背負い込みがちなところはあったが……ここまでくると最早 病気だな」

「でも、大切な人を守りたいって気持ちは、僕も分かります」

「それで自分が潰れてちゃ世話ないだろ」

 そんな家入と灰原の会話に、「だな」と五条も苦笑する。

「さて。星良は?」

「星良さんは重体でしたが、先ほど目覚めて伏黒くんたちと話を……」

 そ、と立ち上がり、五条は大きく伸びをした。

「何事も万全を期さないとね」

 五条はニッと口角を上げる。ポカンとする伊地知や灰原と違い、家入だけは小さく笑いながらタバコの煙を吐き出していた。

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