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(R18) 爆豪勝己と轟焦凍とXXXのある生活

第4章 HOME 爆豪勝己 / 轟焦凍


ほどなくして車は大きなマンションの前に停車した。前に広がるガラス張りのエントランスに目が釘付けになる。

「……ここ?」
「ああ」

短くそう言って爆豪君は車のドアを開けた。ラグジュアリーやリュクス…一般人には縁のない言葉が相応しい外観に言葉も出ない。プロヒーローともなれば住まいだって別格だということくらい、容易に想像はついたはずなのにノコノコとついてきてしまった自分が恥ずかしくなる。

エントランスを進み、オートロックの前に立つと慣れた動作で鍵をかざした。電子音の後、ドアが開く。

「足元、滑るから気ィつけろ」
「はいっ」

思わず背筋が伸びた。滑らないように足先にまで力が入ってしまうし、エレベーターの扉が閉まると、箱の中には私たち二人きりだ。沈黙は嫌じゃないはずなのに、今はとても重く感じる。

「………なんか喋れ。調子狂う」
「…ごめん……。なんか色々すごくて言葉失ってた。爆豪君ってすごいとこに住んでるんだね」
「爆豪君はやめろ」
「そんな急には無理だよ」
「緊張してンのか?」
「そりゃするよ。こんな場所、私には一生縁ないもん」
「家っつっても地方の任務が増えりゃほとんどいねぇし、事務所も兼ねてるし住んでんのはただの税金対策だ」
「…あ、なるほど。世界が違いすぎて理解が追いつかない」

住む世界が違うのはマンションだけではなかった。扉が静かに閉まると、広い天井が高く、窓からは街の夜景が広がっている。

「……すごい…」

声が小さく漏れたのも無理はなかった。リビングの中央には最低限の家具だけが置かれ、奥にはトレーニング器具が整然と並び、工具やメンテナンス用品まで揃っている。

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