第4章 HOME 爆豪勝己 / 轟焦凍
「こんな姿を見れるなんて思ってもなかった。夢みたい…」
「そうだね。僕も嬉しいよ。またみんなで、こうやってヒーローでいられることも……」
その言葉に、胸の奥がじわっと熱くなる。
「これは全部、凪さんが繋いできた物語だね」
「私……?」
思わず聞き返すと、緑谷君は穏やかに笑った。
「そうだよ。凪さんがちゃんと選んで、ちゃんと歩いてきたから、今ここにあるんだと思う」
その言葉に、ずっと心の奥にしまっていた想いが静かに溢れ出す。
「私はこんなふうにもう一度、みんなに笑ってて欲しかった。私の夢を焦凍が守って、勝己や緑谷君たちが繋いでくれた。だから、これからは、私も手放さない」
「じゃあ、僕はそんな世界を守っていくヒーローでいたい」
緑谷君に頷きながら、目の前に広がる愛おしいくらいの幸せを見つめていた。
私の腕の中には、守りたいもので溢れている。
それはきっと、これからも変わらない。
私が、ずっと守っていく。
fin.