第3章 轟焦凍のHERO童貞理論
そして半年後、相変わらず進展しないままの二人。ついに彼女の方から〝私…、魅力ないのかな〟と泣かれてしまった轟。元クラスメイトたちは今夜、緊急招集される。
峰「最低だな。お前、最低…」
飯「峰田君!2回言う必要はないだろう」
峰「だってよぉ、目の前にたわわに実って熟した果実があってよぉぉ。それを食わずに腐らるようなもんだろ!あり得ねぇよ!!」
上「まぁな。てっきり二人はいい感じなんだと思ってたけど…。すげぇ落ち込んでんじゃん轟」
緑「そうだね。ここまであからさまに落ち込んでる轟君は初めてかも。僕らでよかったら話してよ。力になりたい」
爆「クソ童貞が何言ってやがんだッ」
緑「だってかっちゃん!轟君だって傷ついてるんだよ」
爆「自業自得だろうが」
切「まぁ半年前に話したときより悪化してんだから一理あるよな。なんかあったのか?」
轟「……あれから俺も勉強した。彼女に負わせてしまう負担も。知れば知るほど俺が触れたら壊してしまいそうで、それが怖い…」
緑「轟君…」
峰「悩みまでイケメンかよ…」
爆「ンだよそれ…。結局その程度かよ」
轟「爆豪…?」
爆「てめぇの覚悟はそんなもんなんかって聞いてんだよ。そもそもクソ不器用なてめぇが一回で最後まで上手くできるわけねぇだろが!!敵相手じゃねぇんだよ、女相手なら自分の限界も自覚しとけや!」
緑「かっちゃん、すごい。まるで経験者みたいだね。彼女とかできたの?」
爆「はァ!?ンなもんいねぇーわッ!!いたらこんなとこにいるかよ!!」
上「かっちゃん、お前やっぱ漢だな」
切「いやそれ俺の台詞。まぁ確かに爆豪の言う通り、男に必要なのってさ、優しさもそうだけど、覚悟だよな」
瀬「轟ってさ、全部完璧に最後までしようとしてない?初めてでそれ多分無理だから」
上「え?マジ?なんで!?」
瀬「俺もさ、最近彼女できたんだよ。だから今同じ悩み持ってんの。お互い少しずつ慣れていこうってことでさ、色々お試し中。失敗も恥ずかしいこともあるけどそれもひっくるめて全部好きだからさ」