第4章 HOME 爆豪勝己 / 轟焦凍
〝おめでとうございます〟
まず医師から最初に告げられたのは、その言葉だった。
おそらく妊娠7週目くらいだろうと、まること一緒に説明を受けながら、モニターに映し出された白と黒の映像を見つめる。
その中で、小さく規則的にぴこぴこと動く心臓が映し出される。
俺たちの子供。
まだ形もはっきりしていない、小さな命。
それでも確かに、そこにあった。
「……これが、俺たちの子供なんだな」
画面から目を離せないまま、そう口にした瞬間、喉の奥が熱くなる。
たまらなく、泣きそうだった。
隣で凪が手をぎゅっと握り返す、その手の温度だけが、やけに現実だった。