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(R18) 爆豪勝己と轟焦凍とXXXのある生活

第4章 HOME 爆豪勝己 / 轟焦凍


「少し気分が悪いだけ。…でも、午後から病院に行ってみるね。まだ妊娠したって確定したわけじゃないから」

余計な心配をさせないように明るく振る舞っているのが、電話越しに伝わってくる。

こんなとき、どう反応すればいいのか、何を優先して考えるべきなのか、それすら一瞬分からなくなる。ただひとつだけ、はっきりしていることがあった。

「……今から、そっちに行く」

気づけばそう言っていた。

「でも仕事は?」
「いい。……凪、一緒に病院に行くぞ」

そう言い切った、直後だった。警告音とともに、事務所内にアラームが鳴り響き、一気に空気が張り詰める。

「緊急出動要請です。D市、自然公園にて遠足中の小学生が数名が行方不明になっているとのこと。出動できるヒーローは出動をお願いします」

アナウンスとともに、赤い警告灯が点滅し、壁面のモニターが緊急出動の表示へと切り替わった。

「こんな時に…」

思わず、そう呟いていた。今は他のヒーローも出払っていて、俺以外に出動できる奴はいない。

時計をちらりと見る。迷子の捜索にどのくらい時間がかかるかは分からない。状況次第では、長引く可能性もある。

〝今から行く〟凪に伝えた言葉が胸に残る。

「轟君、どしたん?何かあったん?」
「ああ、悪い。出動要請だ」
「でもさっき、電話で今から行くって…。大丈夫なん?」
「何か、あったのですか?」
「轟ちゃん?」

三人の声が重なる。さっきまでの柔らかい空気はもうなく、緊張感が張り詰める。

「……凪が妊娠したかもしれねぇ。…今から病院に行くらしい」
「それで、轟君、今から行くって伝えてたんやね。それなら行かなきゃ」

麗日の声はまっすぐで、迷いがなかった。

「…けど、緊急要請が」

八百万が視線をモニターへ向ける。画面に表示された内容を復唱した後、一呼吸置いてから俺を見る。
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