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(R18) 爆豪勝己と轟焦凍とXXXのある生活

第4章 HOME 爆豪勝己 / 轟焦凍


「大丈夫だ。俺がいる」
「うん…」

扉の前で軽く手を握り直し、俺はゆっくりとノックした。

「はい、どうぞ」

明るい緑谷の声がした。その後、〝テメェが勝手に返事すんなや〟と変わらない爆豪の声も続く。二人の掛け合いにどこかホッとしながらそっと扉を開いた。

「わ、轟君!凪さんも!」

緑谷の明るい声が病室に響く。爆豪は凪の名前に反応するようにこっちに視線を向ける。

「かっちゃんのお見舞いに来てくれたの?」
「ああ、俺は今日、退院になったから」
「そうだったんだ。あとで轟君のとこにも寄ろうって思ってたんだ。退院、おめでとう。怪我も治ってよかったね」
「ああ、ありがとう」
「かっちゃん、よかったね。轟君たち来てくれたよ」
「……わーっとるわ」

爆豪は相変わらず不機嫌な表情で、前を向いたまま答えた。その横顔からは緊張と警戒が滲んでいる。次の言葉を探そうとした時、凪がすっと前へ出る。

「急に来ちゃって、緑谷君もごめんね、勝己と話してたのに」
「全然だよ。僕が10話しかけても1返ってくればいい方だから、会話になってなかったし」
「うるせェな。テメェのクソどうでもいい恋愛相談なんざ、一ミリも興味ねぇんだわ」
「いや、だからね、恋愛相談とか、そういうんじゃないってば」
「だったら一方的に喋り続けんなや。小一時間、結論の出ねぇ回りくどいいいわけ聞かされてうじうじ悩みやがって、こっちはいい加減イラッイラしとんだわ」
「爆豪、イライラするくらい元気になったんだな」

その一言に、爆豪の眉がさらにピクッと跳ねて、緑谷の表情が強張った瞬間…。

「うるせェェェ!!」

爆豪の叫び声が病室に響いた。しばらくの沈黙の後、凪はふっと笑う。それだけで病室の空気が和らぐ。

「勝己、あのね…」
「……ンだよ」
「勝己は嫌だったかもしれないけど、あのまま会えなくなるのもなんか寂しいなって思って…。ごめんね、来ちゃった」

凪の言葉に、爆豪は短く舌打ちし、深いため息をつく。

「だったら凪一人でいいだろが。…テメェはいらねぇ」

その“テメェ”の視線は迷うことなく俺に向けられる。まだ凪への想いを残したままの鋭い視線だった。

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