第2章 XXXをおあずけされた爆豪勝己の話
「勝己、もういいから。……轟君、ごめんね。心配してくれたのに…。こちらは大丈夫だから。緑谷君にも気にしないでって言っておいて?」
「気にしろ学習しろ、んで来世まで詫び続けろ。二度と同じ過ちすんな」
「分かった分かった、分かったから…。今日は始まったばっかりだし今からでも十分ゆっくりできるから…ね?」
「ね?じゃねぇんだよ、こいつら甘やかすと…」
「はいはい、それも今から聞くね…。ってことだから轟君。後は大丈夫だよ。ありがとう」
「ああ。本当に迷惑かけたな…。爆豪もすまない」
「おい、轟…」
「なんだ…?」
「テメェが本気で詫びる気があんならな。今日なんかあってもくだらねぇ案件なら全部お前んとこで回せ…。いいな?」
「分かった」
「テメェがくたばったら呼べ」
「ああ…。そうはならないだろうが任せろ」
「じゃーな。クソデクにも言っとけ。結婚決まったからって浮かれてっと足元掬われンぞって」
〝ったくクソ共がっ〟そう吐き捨てながらスマホを切りベッドへ投げつける。
「俺は寝る」
ふて腐れたようにベッドに横になるけど、どうしようもないくらいに可愛くて世界一不器用な背中を抱きしめて〝大好きだよ〟と頬を寄せた。