• テキストサイズ

(R18) 爆豪勝己と轟焦凍とXXXのある生活

第4章 HOME 爆豪勝己 / 轟焦凍


「こちらは新郎様が選ばれたドレスになります」
「あの、ごめんなさい。全然話が分からないんですが。……これ、勝己が選んだんですか?」
「はい。新郎様が新婦様の写真を見ながら〝これ以外は認めねぇ〟と仰って」

それは真っ白なチュールが重なり合った、ふわりと広がるプリンセスラインのドレスだった。

ふわりとしたドレスの輪郭にオーガンジーの薄い光沢。おとぎ話のプリンセスが見に纏う夢みたいな一着だ。

「私にこんな可愛いドレス、似合わないです」
「そんなことありません。新郎様は、数あるドレスの中から、これだと思われたようですよ」
「本当ですか?でも、いつそんこと決めたんだろう」

「二週間ほど前になります。少し無理のある日程調整ではありましたが…」

スタッフはそこで一度だけ言葉を区切り、どこか楽しそうに目を細めた。

「あの大・爆・殺・神ダイナマイトから、“二人きりで挙式をしたい”とのご希望を頂きまして。できる限り叶えさせていただきました」

普通なら何ヶ月も前から準備をするはずなのに、いくら平日とはいえ二週間前にどうこうできる話ではない。

スタッフの嬉しそうな笑顔に、これはもう断ることはできないのだと悟るしかなかった。

「でも、私、何も聞かされてなかったので、髪はいつも通りですし、メイクだって」
「どうぞ、ご安心ください。そのためのスタッフですから」

その言葉に安心と緊張が入り混ざる。気づけば、私はスタッフに促されるまま椅子へと座らされていた。鏡の前には、慣れたはずの自分の顔が、どこか他人みたいに見える。

「まずはヘアから整えさせていただきますね」

優しく声をかけられて、髪に指が触れる。櫛が通るたびに、少しずつ形が整えられていく。頬に触れるブラシの柔らかな感触。瞼に乗せられる色。唇に引かれるやさしい色。

メイクが終わって〝どうぞ〟と声をかけられた時に、鏡の中に映っていたのは、見慣れているはずなのにどこか違う〝私〟だった。

「……すごい」

思わず、息がこぼれる。

「とてもお似合いです」

その言葉に胸の奥が温かくなって、また少しだけ緊張感がリアルだった。
/ 325ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp