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(R18) 爆豪勝己と轟焦凍とXXXのある生活

第4章 HOME 爆豪勝己 / 轟焦凍


高速を降りてからは、街の様子もがらりと変わっていた。住宅や商店、信号も減り、代わりに海へ向かう道だけがまっすぐ伸びていく。

「ねぇ、どこまで行くの?」
「着いたら分かる」

何度聞いてもそれ以上は何も答えてくれなかった。次第に口数も減っていて、窓の外に広がるのは海と昇っていく朝日を目を細めながら見ていた。

そして辿り着いたのは、海を見下ろす、丘の上の小さなチャペルだった。

「……え、勝己、ここ?」

ドライブの行き先にしては早すぎる時間で、駐車場も、教会の周りも人の気配はなかった。戸惑ったまま勝己を見ると、前だけを見たまま短く言った。

「降りるぞ」

と、それだけ。勝己は先に車を降り、ドアを閉める音だけが人気のない駐車場に響いた。そのまま迷いのない足取りで、教会の隣にある小さな建物へと、勝己はまっすぐ向かっていく。そして、扉を開けたそこには勝己に手配されたであろうスタッフの人たちが、笑顔で待ち構えていた。

「爆豪様、お待ちしておりました」

揃った声に思わず息を呑む。視線の先には柔らかな光を受けたウエディングドレスとタキシードが並んでいた。

「……じゃあ、打ち合わせ通りでお願いします」
「かしこまりました。…では早速ですが新婦様、準備がありますので、早速こちらへ…」
「ええと…、あの、待ってください。私、何も知らなくて…」

戸惑いを言葉にするより先に、スタッフは穏やかに微笑んだ。

「本日は、新郎様から新婦様へのサプライズ挙式と伺っております」
「サプライズ…挙式…?」

一瞬、頭が真っ白になった。勝己は呆然とする私を見て、ほんの一瞬だけ表情を緩めた。

「そういうこった。んじゃ、こいつを、お願いします」
「えっ、ちょっと待って勝己、どういうこと!?」
「るせぇ。黙って着替えさせられてこい」

有無を言わせない声とともに、半ば強引に控室へ押し込まれる。



扉の向こうに用意されていたのは、純白のドレスだった。
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