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(R18) 爆豪勝己と轟焦凍とXXXのある生活

第4章 HOME 爆豪勝己 / 轟焦凍


「やだ、やめてよ。学生さんとかじゃないんだし…。あ、そうだ、マフィン。コトリカフェってマフィンが絶品だからお土産にもらって帰るね」
「…ああ。じゃあ、それも楽しみにしてる」
「それも…?」
「いや、なんでもねぇ」

その後の言葉を聞きたかったけど、ふいに目を逸らされてしまう。視線の先の時計の針は、すでに20時を回っていた。

「…そろそろ俺も戻らねぇとな」
「そうだね。じゃあ、お夜食、袋に詰めるね」
「ありがとう」

慌ただしく準備を終えて、玄関で轟君を見送る。休みのない連日の任務のせいかその表情には若干の疲れもあった。

「戸締りして先に休んでてくれ」
「うん。轟君もちゃんと仮眠とってね」
「ああ」

私の手には夜食の紙袋。今すぐ渡したくなる衝動と、でも少しだけこの時間が終わってほしくない気持ちが交錯する。

「凪…」
「ん」
「髪、伸びたな」

そんな私の気持ちを知ってか知らずか、頭を撫でるように手のひらが触れた。
あたたかくて、大きな手がそっと包み込む。

「そうだね…。随分切ってないし、そろそろ切らなくちゃね」
「このままでいいんじゃねぇか?」

優しく視線を送られながら、指先に髪を絡め、そのまま頬を撫でられる。
反射的に視線が重なり、お互いに見つめたまま沈黙が包む。

「…俺は好きだ」

何も考えられず、このままキスをされてしまうのかと思った。

だけど、轟君は〝行ってくる〟と言い残すと、何事もなかったかのように出ていってしまった。

一人取り残された私は、触れられた場所が熱くて、〝好きだ〟の言葉が頭の中で何度もリフレインしていた。

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