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(R18) 爆豪勝己と轟焦凍とXXXのある生活

第4章 HOME 爆豪勝己 / 轟焦凍


「……別れた」

それだけ言って視線をそらす。出久以外の奴に初めて告げた事実だった。

「ごめんな。こんなこと聞いて。でも、何も知らねぇままだったら、俺、余計なことしてたかもだし」
「今回の任務も長引いてたし、それも原因だったんじゃねぇかって思っててさ。俺もフォローに行ったけど、ほとんど爆豪が片付けてただろ?」
「俺が片付けた方が早ぇんだよ。あん時は、1秒でも早く終わらせたかっただけだ」

その結果がこれなんだから、ざまぁねぇよな……。

「そこに甘えてたよな、俺たちも。……悪かった」
「うん……ごめん」
「ンで、テメェらが俺より辛気臭い顔しとンだ?励ます気あんなら、もっと合理的にやれや」
「悪ぃ。俺たちもこういう時、どうすればいいのか分かんねぇんだよ」
「そうそう。恋愛経験、ほぼ無しだから俺たち」
「だったら、首突っ込んでくんじゃねぇよ」
「そっとすべきだろうなって思ったんだけどさ、爆豪の顔見たら放っておけなかったっつーか。お前、誰よりも漢だけどさ、一人で耐えてるんじゃねぇかって思って」
「それにさ、爆豪の彼女って、救命チームにいただろ?俺も何回か話したことあるけど、誰よりも頑張ってて、すげぇいい子だったイメージあるもんな。……けど、個性がなくなって活躍できなくなったって、辛い話だよな」
「……ンで知ってんだよ、それ」

切島と上鳴が顔を見合わせたあと、切島が重い口を開いた。

「爆豪は地方にいただろ?だから知らねぇんじゃないかって……。その、噂のこと」
「噂…?」
「俺も聞いた。これ、言っていいのか分かんねぇけどさ……。重傷負った市民を病院に運ぶ時、途中で個性が使えなくて、救えなかった命があったって」
「その後、家族にもかなり責められたって話でさ……」
「あの子の責任じゃねぇのに、可哀想だよな……」

あいつは、ずっと一人でその責任すら背負っていたのか。俺がそばにいてやれなかった間に起きた、知らなかった事実が、また一つ増える。それが、胸の奥に鈍い痛みとなって残った。
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