• テキストサイズ

(R18) 爆豪勝己と轟焦凍とXXXのある生活

第4章 HOME 爆豪勝己 / 轟焦凍




* 爆豪side


凪と別れた後も、地方の任務の合間にこっちには戻ってきていた。俺に休みは必要ない。暇さえあればパトロールに出て、事件も任務も片っ端から片付けていた。

「かっちゃん、最近無理しすぎてない?」
「してねぇわ」
「そう?特にこっちに帰ってきてからずっと任務こなしてるでしょ?適度に休むのも大切だよ」
「テメェも似たようなモンだろが」
「だって僕は期限付きだし」
「いいご身分だな」

出久と商店街を歩きながらの会話も、正直、耳に入っていなかった。人混みに紛れるように歩く人々の間で、ふと見覚えのある後ろ姿が目に入った。

「……あ」

出久の声に足が止まる。一瞬、時間が止まったような感覚だった。人混みのざわめきも周囲の音もすべて遠くに感じられる。

「ねぇ、あれって…」

見間違えるはずはなかった。肩を少し丸めて歩く姿も、少し伸びた髪も、やわらかな横顔も。何も変わってねぇ。

「凪さんじゃない?」

出久が呟いた名前に、心臓がギュッと締めつけられる。しばらく立ち止まったまま、俺は動けなかった。

「かっちゃん…?」

声が耳に届く。けど、反応する余裕はなかった。

あの日のこと、今の自分、目の前の凪、いろんなことが頭の中で駆け巡る。

「悪い…。……行くぞ」
「え、待ってよ。声、かけなくていいの?」
「……いい」
「じゃあ、僕がかけてくる」
「…っんでだよ」
「気になってたんでしょ?あれからのこと…。かっちゃん、ずっと心配してたんでしょ?」

耳元で聞く言葉が胸に刺さる。心臓が暴れそうで言葉が喉を通らなかった。
/ 325ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp