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(R18) 爆豪勝己と轟焦凍とXXXのある生活

第4章 HOME 爆豪勝己 / 轟焦凍


東の端だけがかすかに薄くなっている。信号はほとんどが点滅に切り替わり、交差点には誰の姿もない。窓を少しだけ開けるとひんやりとした夏の空気が流れ込む。特に何かを話すわけではない。まだ眠っている街を車は静かに進んでいく。

「そういえばさ、轟君って音楽とか聴かないんだね」
「そうだな。プライベートの時もほとんど聴かねぇな」
「好きじゃない?」
「いや、ラジオはたまに聴いてる。その時に流れてくる歌くらいだな。凪は聴くのか?」
「うん。その時に流行ってる歌とか、昔から好きだったアーティストの歌はね。私は車は運転しないけど、移動の時はイヤフォンで聴いてる」
「何かかけてた方が落ち着くなら流してくれていいぞ?」
「そう?じゃあ、明け方のこの時間に合う歌でも流そうか?」
「ああ。…頼む」

フロントガラスの向こうに見える景色は少しずつ白い気配が広がっていた。スマホの音楽アプリを開くとお気に入りのプレイリストが並ぶ。でも、恋心を歌う歌は今は聴きたくはない。そっと寄り添ってくれるタイトルの再生ボタンを押した。

暗い車内に画面の明るさが浮かんで、淡々と流れるメロディと歌詞を拾いながら、まだ眠る街を眺めた。

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