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(R18) 爆豪勝己と轟焦凍とXXXのある生活

第4章 HOME 爆豪勝己 / 轟焦凍



「轟君は眠れた?」
「…ああ」
「でもまだ3時だからもう少し眠ったら?」
「凪はどうすんだ?」
「うーん…。この感じだと眠れないと思うから、もう少し月を眺めてようかな」

そう言うと轟君はしばらく黙り込んだ。夜風が二人の間をすり抜ける。もしかして、私はまた余計なことを言ってしまったかな、そんな不安が過ぎる。

「眠れねぇなら、出かけるか?」

その提案に思わず拍子抜けした。思わず轟君の顔を見上げると、真っ直ぐな瞳が月明かりに照らされている。どうやら冗談ではないみたい。

「…真夜中だよ?」
「夜明け前だろ?行きたいところがある」
「どこ?」
「……海」
「海?え、でもここからじゃ車でも1時間くらいかかるよ?」
「夜明けの海、一度行ってみたかった。…ダメか?」
「私は大丈夫だけど、でも轟君はちゃんと寝てないでしょ?」
「夜間のパトロールはねぇし、いつもよりは長く俺も眠れた」

確かに勝己も夜間のパトロールをしてた時は、深夜を過ぎて帰ってくるか、真夜中から出ていくこともあった。私が思っているよりもずっと、過酷な毎日を送っているんだと思い知らされる。

「連れて行ってくれるの?」
「俺一人が行ってもな…。せっかくなら凪と行きてぇ」

夜風にかき消されそうな声で呟くように言う。轟君のその言葉がやけに嬉しく感じて、私は少し頬を緩めながら小さく答えた。

「……行く」

顔を見合わせて微笑むタイミングが重なる。〝夜明けを見よう〟とお互い部屋着のまま、静まり返ったマンションの廊下をそっと抜ける。足音が響かないように気をつけながらも高揚感で満たされていた。

駐車場まで歩き車に乗り込む。真夜中なのに、どこか心が軽くなるような不思議な感覚だった。
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