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(R18) 爆豪勝己と轟焦凍とXXXのある生活

第1章 爆豪勝己はXXX(初)で優しさを覚えた


「力抜け」
「無理。痛っ、……っ、勝己…、痛い…」
「抜けなくても抜け」

息が混じる余裕のない声に、情緒なんてもうぐちゃぐちゃで涙が溢れた。涙で勝己の顔も歪む。

「わりぃ…」

勝己の声が切なく響く。付き合ってからこんなにも優しくされたことはなかった。だからちゃんと応えたい。もっと近くで感じたくて勝己の肩に手を回してキスをせがむ。迷いのない動作で何かを確かめるみたいに、優しく唇に触れてくれた。

「…っん、……っ…」
「…凪……」

唇が離れる瞬間、囁かれた自分の名前が優しく肌に触れた。いつの間にか手はしっかりと勝己の手に繋がれていて、緊張する体は内側からゆっくりと解れていく。痛みと圧迫感は変わらない。それでもちゃんと繋がってるって感覚は例えようもないくらいに幸福で甘いキスと吐息の中に溺れた。

口付けにしばらくの時間を委ねた後、僅かに体に動きがつく。繋がっている感覚が痛みも運んできて思わず顔が歪む。

「辛いなら言え。……止める」

勝己が自分を自制しての優しさだって分かっているから迷わず首を振る。

「……やだ」
「痛ぇだろ」
「止めないで」

せめてこの優しさに応えたかった。ゆっくりと息をしてなるべく体に力が入らないように気持ちを整える。

「いいんだな?」
「…うん」

勝己を見て真っ直ぐに答えた。ベッドが微かに軋んでゆっくりと動きがつく。

「息しろ」
「んっ、…はぁ……っあ、」
「そう…」

痛みに優しく触れるような優しい声と柔らかな抱擁の中で勝己のペースに呑まれていく。勝己の汗が頬を濡らして2人の温度は最高潮を迎える…揺さぶられて声を乱してキスの合間に指を絡めて、キツく抱きしめられる瞬間まで繋がっていた。

最後まで痛みが和らぐことはなかったけど、それでも勝己の優しさだけは心に色濃く残る。三年経った今でもちゃんと思い出せる、これが初めての夏の出来事。
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