第1章 爆豪勝己はXXX(初)で優しさを覚えた
「あ、ぁぁっ、……また…、いっちゃう」
呼吸が浅くなってまた体温が上がってもう逃げ場はない。カウントダウンが始まる。
「かつき…」
二度目の絶頂を前にたまらなく愛おしくなって、真っ白の中に意識を飛ばした。何度も波がきてその度に体は震える。目の前はぼんやりとしていてまた体には力が入ら亡くなった私に勝己は優しく頬に触れた。
「ちょっと待ってろ」
「え?」
「いーから」
勝己がベッドサイドに手を伸ばした時、察してしまった。覚悟の瞬間は、すぐそこまできていた。勝己の準備が終わるまでの沈黙が耐えられなくて、気だるい体を丸めて背を向けた。
「おい、こっち向け」
背を向けたまま動かずにいると、肩に手がかかって体を引き戻された。そして目が合うより先に視界が捉えてしまったもの。知識はあったはずなのに実際に目にすると頭が一瞬追いつかなかった。
「それ…?」
「ンだよ」
「入る、かな?」
「あ?」
「入らなくない?」
「入る入らねぇじゃねぇ、挿れんだよ」
「入らない。多分、入り口ない」
「あるわ、バカか!さっきまで俺の指咥えてたとこはなんなんだよ」
「だっておっきいもん。こんなの入ってきて泣かない自信ないよ」
「んじゃあ好きなだけ泣け、喚け」
「叫ぶかもしれないよ?萎えちゃうよ」
「ンなわけあるか。全部受け止めたるわ」
「……え」
「そんくらいの覚悟もなくて抱けるかよ。痛かったら爪でも歯でも当ててろ。俺はこの状況からもう逃げられねぇ。凪を抱かねぇって選択肢もねぇ」
火力を持った勝己の言葉が痛いくらいに胸を締め付けた。覚悟するのは私だけじゃなくって勝己もなんだって、そんな当たり前のことなのにちゃんと気付けてなかった。
「……もう、何にも言わない。勝己に全部任せる」
「……おう」
静かな合意。束の間の沈黙の後、いつになく真剣な表情が見下ろしてベッドが軋む。少しずつ距離を詰め、ぬかるんだそこに硬いものが触れた。違和感からはっきりとした痛みを自覚した次の瞬間、鋭い痛みが襲う。
「……、った、…ぃ」
痛い怖い逃げたい、そんな感情が反射的に体を強張らせる。