第4章 彼の家編
「ん、ん、ん、ああ!」
絶え間なくされると頭がふらふらしてきて、瞳がとろけたまま彼から目が離せなくなる。
「気持ちいい、すごいよぉ、もっとして、ヴィクトル」
「うん。いっぱい奥突いてあげるね、名無しちゃん」
彼はにこりと笑って律動を速める。どんどんスピードが増し、あなたは奥の奥まで快感に支配されてしまった。
「いく、イクっ、んあぁあぁっ!」
「⋯⋯ッ⋯⋯」
中を痙攣させ、くたっと力が抜けると、さすがにヴィクトルも限界がきたのかあなたを強く抱きこむ。
しばらくそのままだったが彼は何を思ったか、あなたに愛おしそうにキスをした後、こんなことを言った。
「名無しちゃん。俺に掴まってくれるかい」
「⋯⋯ん、え⋯⋯?」
鼻から抜ける声を出したあと、言う通りにして背中に掴まった。すると彼はあなたを抱えて軽々と起き上がった。
「きゃあぁっ」
「ごめん、驚いた? ⋯⋯でもこれもいいだろう? 君のこともっと感じられる」
汗がにじむヴィクトルは微笑み、シーツの上に脚を伸ばした状態であなたを抱えている。
しかも彼のものはまだ入ったままだ。
「そうだけど⋯⋯これすっごい恥ずかしい⋯! 近いよ!」
「そうそう。もっとイチャイチャできるね」
こんなに体格がいい男の人なのに、目線が下なのもドキドキが止まらない。
今日のヴィクトルはさらにロマンチックモードのようだ。
「あっ、あぁっ、動いちゃっ、入ってくる、んぁぁっ」
腰に腕が回り、対面座位のまま揺らされる。
下から突かれていくと、自分だけ何度もイッてしまうのではないかと思った。
「またイッちゃうよぉ、だめ、ヴィクトルもイッて、ずるいってばぁ」
気持ちよくて半泣きで首に掴まり訴える。
すると彼は肩をわずかに反応させたが、うっとりした表情であなたの頬に優しいキスをする。
「あぁ名無しちゃん、だめだろうそんなこと言って⋯⋯今日は先にたくさん君を気持ちよくしたいんだよ」
「どうして⋯?」
「それは⋯⋯もっと俺のことを好きになってほしいから」
大人の男性が素直にそう言い、柔らかく笑む姿にあなたは心がきゅんとなる。