第2章 元彼編
「んん、ん」
彼はゆっくりとあなたのうなじに唇をつける。
ちゅう、と吸われると肩が跳ねた。
「んぁ」
あなたのもれる声に呼応するように、ちゅくちゅくと肌をはみ、キスを落としてくる。
「今日はとくに可愛い格好してるね。いつもこういう服で寝てるんだ」
「⋯⋯ん、うん⋯っ」
彼の手がお腹へ行き、優しく胸まで這っていく。
大きな手のひらに包まれて、むにゅっと揉まれると震えてしまう。
「ブラつけてないの?」
「あ、ぁぁ、だって――」
こういうことを期待してしまったからなんて、恥ずかしくて言えない。ヴィクトルは分かってるみたいにやらしく揉んでくる。
「んぁ、ぅぅ」
もっと触れて欲しいと思って、あなたは腰をくねらせた。彼の下半身に、お尻を自然と押しつけてしまう。
「⋯⋯あぁ、こら、だめだよ。先に名無しちゃんを気持ちよくしたいんだから」
明らかに興奮した声で制止され、彼の手はキャミソールをそっと引っ張り、あなたの乳房をあらわにさせた。
「あぁ、あ⋯⋯」
こぼれでた両胸が直に温かい手に収まり、指にたぷたぷと揉まれていくと、気持ちよさが倍増する。
「んん、だめぇ」
訴えても彼の手はやまず、感触を楽しんでいるようだ。そして片方の手があなたの前へ伸びてきた。
ハーフパンツの上から突然きゅっとそこを押されて体がびくつく。
ヴィクトルは指先であなたのクリトリスを刺激してきた。
「あぁぁ、そこやぁ」
嫌だと言っても信じられるはずもなく、指の腹でぐいぐいされる度にお尻を揺らしてしまう。
「可愛いなぁ。感じる?」
「う⋯ん、感じる⋯っ」
素直に伝えると彼は艶めかしく笑み、首筋に舌を這わす。
そのまま器用にハーフパンツをずらしていき、下着ごと剥がしてしまう。
彼の指が直接クリトリスに触れてきた。
「ひ、う、ぅ」
リズム良く撫で、すぐに感じさせる動かし方だ。
でもその下の濡れてぐちょぐちょになったところには触れてくれない。
こらえきれずにあなたは彼の方を振り返る。
「ヴィクトル、下も触って」
「⋯⋯ん? ここもしてほしい?」
彼もまるでお願いされるのを待ってたかのように瞳を細める。
あなたが頑張って頷くと、ようやくそこをいじってくれた。