第2章 元彼編
「いって、ヴィクトルにもイッてほしいの」
揺らされながらあなたは潤んだ瞳で懇願する。
すると彼は一瞬眉をよせた。そしてもう抑えきれないように、あなたをぐっと抱きしめる。
「ああ⋯⋯そんなこと言われたら、だめだ⋯⋯!」
彼のものが膣の中を跳ねるように動いた感覚がした。
脈打ち、放っているのだと感じる。
薄いゴムを隔てているが、あなたは感じたことのない感動に包まれる。
彼に覆われて強く抱きしめられ、幸福感が広がっていった。
「嬉しい⋯⋯イッてくれたんだ⋯⋯」
ヴィクトルはあなたの上で胸を上下させ、鼓動が伝わる。
ゆっくり顔を起こした彼は、少し照れたような笑みを見せた。
「⋯⋯うん。まったく我慢できなかった。君が可愛すぎてね⋯⋯早々に降参だ⋯⋯はぁまったく」
微笑みぼやく姿も愛おしく思う。
彼はセックス中も、達した後も、甘く持続する温もりで包んでくる。
あなたは幸せの中にいた。
まだヴィクトルと繋がったまま、指を絡ませ、たくさんのキスを降らされた。