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【HUNTER×HUNTER】水面に映る雷光【キルア】

第1章 出会いと始まり




倒れた敵を一瞥し、キルアは周囲に残る気配を確認する。
もう動く者はいない。

「……終わりだな」

そう言ってから、改めてテティスを見る。

湖畔に立つその姿は、さっきまでと何も変わらない。
まるで今の出来事が、日常の一部だったかのように。

「今の、水……」

言いかけて、少しだけ言葉を選ぶ。

「念か?」

テティスは頷く。

『操作系。水を扱う』

淡々とした声。
自慢も警戒もない、事実だけの返答。

(やっぱりな)

キルアは内心で納得する。

「あの距離で即座に操作できるってことは
…結構、鍛えてるな」


テティスは首を傾げる。

『……あなたも念使い?』

「まあな」

軽く流す。

『系統は?』

テティスが聞き返すと、キルアは一瞬だけ間を置いた。

「変化系」

それ以上は言わない。

『電気っぽかった』

「あー……見た?」

『少し』

短いやり取り。
だが、互いに“隠している”ことも、“嘘はついていない”ことも分かる。



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