【HUNTER×HUNTER】水面に映る雷光【キルア】
第1章 出会いと始まり
――危険だな。
木の枝の上から、その様子を観察していたキルアは、そう判断する。
一人でいる。
だが、無防備ではない。
(念の流れが静かすぎる。絶で隠してるのか……
相当な使い手だな……)
「念、使えるんでしょ。何系?」
『答える必要は無い。』
信用されてないと感じたキルアは肩をすくめる。
「まぁいいけど。でも、ここは賞金首の通り道だ。
一人でいると、すぐ死ぬよ」
テティスは眉ひとつ動かさない
『だからここにいるのよ。』
ーーやっぱりハンターだったか。
『あなたも危ないよ。』
「俺は死なない」
自信ではない。
事実だ。
沈黙が落ちる。
そのとき――
森の奥から、複数の殺気が流れ込んだ。