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【HUNTER×HUNTER】水面に映る雷光【キルア】

第4章 道化師の介入




街道に戻る。

テティスが、無意識にキルアの袖を掴んでいた。

『……今の、すごく嫌な感じだった』

キルアは歩調を落とさない。

「そりゃそうだ」

短く答える。

「今のは――
 “最悪の部類”だ」

テティスが息を呑む。

『……でも』

小さく言う。

『キルアが、前にいた』

その一言に、
胸の奥がきしむ。

「……当たり前だろ」

キルアは、テティスの手を外さない。

(見られた)

(狙われた)

(――それでも)

「俺がいる限り、
 触らせねぇ」

それは宣言だった。

ヒソカは、もう知っている。
この二人の距離も、
守ろうとする意志も。

だからこそ――
次は、必ず“壊しに来る”。

それを分かっていて、
キルアは歩き続ける。

テティスを、
自分の視界から外さないまま。

 
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