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【HUNTER×HUNTER】水面に映る雷光【キルア】

第3章 過去




「くそっ……!」

――ここで、キルアは選ぶ。

力押しじゃない。
テティスの意識を“今”に引き戻す。

キルアは自分のオーラを最大まで研ぎ澄ます。
電気が走る。

闇を裂くように、声を張り上げる。

「テティス!
 今、ここだ!」

一歩、闇の中へ踏み込む。

「怖くない!
 俺がいる!
 ここに!」

テティスの指が、わずかに動く。

「……キ……ルア……?」

その声に、キルアは一気に距離を詰めた。

闇の壁を掻き分け、テティスの手首を掴む。

強く、確かに。

「掴め!
 過去じゃない!」

その瞬間――

キルアの電流がテティスの体に伝わり刺激となる。
水が、脈打つ。

闇を裂くように、
水が奔流となって敵を打ち抜く。

能力が崩れる。

闇が、後退する。

敵は吹き飛び、意識を失った。

静寂。

テティスは膝から崩れ落ちる。

キルアは即座にテティスを
地面から掬い上げるように抱き留めた。


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