第2章 調査:〇〇しないと出れない部屋、出現
伊地知から情報をもらい、測定された現地に降りると、人気の無い呪霊が好みそうな場所だった。
「お気をつけて、お2人とも」
「はい、行ってきます」
伊地知に見送られて、を先頭に山道に入る山道をぐんぐんと進んで行くと、霧が来い場所に出た。
「気をつけて、伏黒くん!?···え、?」
が伏黒に振り向いて注意を促した瞬間、2人は悲鳴を発する事なく一瞬にして白い部屋へと招かれた。
「···呪力が練れねぇ」
「情報どうりみたいだね」
辺り一面は真っ白な空間で、オマケに呪力は練れない。
だからと言って殺気も飛ばされる事も無ければ、呪霊こそ存在感がなく、辺りを見回しても外へ続くドアさえも見当たらない。
室内にあると言えば、キングサイズのベッド。
壁に立て掛けた状態の液晶のみ。
(この部屋の持ち主は何の為にこんな所を用意したの?)
「!」
が様子を見ていると、壁を蹴った伏黒が目に入った。
「頑丈過ぎて穴一つ開けられない···こっからの脱出方法と言えば」
(モニターに映し出された課題をクリアする事···か)
ぽーん!
「···はぁ!?」
「···え、!?」
緊張感が漂う中で音に反応した2人は液晶を観た。
映し出された文字に、2人は驚愕の声をあげた。
【どちらかがオナニーをして、必ず1人がイくのを見届ける事】
伏黒は奥歯をギシッと噛んだ。
は信じられずに口元を両手でおおった。
(嘘···!)
「クソがッ!!」
怒りを含んだ伏黒は、液晶に殴り込みを入れたがヒビ1つ入らない。
「伏黒くん···怪我しちゃうよ」
現実を受け止められないのは、どちらも同じだった。