第2章 調査:〇〇しないと出れない部屋、出現
「!」
「五条先生と、伏黒くん···?」
伊地知の運転する車から降りると、五条は空かさずにに声をかけた。
呼び止めた五条の後ろにはやや目を不機嫌そうに逸らした伏黒の表情が見えて、は困ったような笑みを浮かべた。
「五条先生、どうされましたか?」
運転席から出てきた伊地知が、何かを悟ったような表情で問いかけた。
「2人に任務が入ったから、また送り迎えよろしく!」
「はぁ!?今からですか···ですが」
五条の無茶ぶりは今に始まった事では無いが、先程任務を終えたに伊地知が視線を送ると、伊地知の視線に気がついたは問題ないと、「大丈夫ですよ」とかい良く引き受けた。
元々は4級案件だった事もあり、すんなりと任務をこなしたは渡されたタブレットで書類も作成済みだった。
体力的にも問題ない。
むしろまだまだ行けるくらいである。
「て事だから、気をつけつね!2人共!」
「へら、行った行った」と伏黒の背中を押した五条は満足そうに、二人が車に乗るのを見届けた。
・
「よろしくね、伏黒くん」
「···ス」
車に再び乗った3人は、高専から送られたデータを元に、出没の高い地点へ向かっていた。
の隣に座る伏黒と言えば、素っ気く返事を返したが、その内心は···。
「えーと、次の任務に関してですが、例の部屋についてです」
ルームミラー越しに2人の様子を見ながら、伊地知が口を開いた。