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【呪術】もしも、希望の隣に立てたなら。【廻戦】

第33章 宴と写真


虎杖と伏黒は、紅海の手伝いをしていた
そして…野薔薇は部屋の中を物色している

「何か面白い物ないの~?」
『ないよ…ゲームくらいかな?』

「シンプルすぎる部屋~」
『ひどい…』

野薔薇は棚の上に視線を向ける
そこで一枚の写真立てを見つけた

「あれ?」
手に取る
高専時代の写真だった
誰かの誕生日らしい…ケーキを囲んでいる

夏油、五条、硝子、そして紅海

「これって…昔の写真?」
野薔薇が写真を眺めながら言う
「えっ!?見せて見せて!」
虎杖が興味津々に写真立てを覗く
「なんか、紅海ちゃん、端の方過ぎない?」
『あー…うん、』
野薔薇の言葉に紅海が苦笑する

「うんじゃないわよ」
野薔薇は写真を紅海に見せて指を指す
確かに集合写真なのに端だった
まるで写り込んだ通行人みたいな位置にいる



「ほんとだ」
虎杖と伏黒がじっくり写真を眺める
伏黒は視線を上げた
「意図的…?ですよね?」

『そうかなぁ』
「そうでしょ」
珍しく伏黒が即答した

『私、昔から写真とか苦手で』
「魂取られるから?」
後ろから五条の声がした
『違うよ!!いつの時代の人間!』
即座に否定する

五条は、からかうように笑っている

『なんか……』
紅海は頭を掻く
『私、入って良いのかなって思っちゃったり』
野薔薇が固まる
『あと、小さい頃からあんまり撮られ慣れてないからかも』

「えっ…いや待って、何その理論?」
虎杖がつい言ってしまった

『え?』
本人は本気で分かっていない

野薔薇は頭を抱えた
「集合写真って普通は入るものなのよ」
『うん』

「入って良いのかな?じゃないの」
『う…うん』

伏黒が小さくため息を吐く
「先生…なにか遠慮してたんですか?」

本人はあっさり認めた
『だって、途中編入だったし…なじめるか不安だったと言うか』

その言葉に少しだけ空気が静かになる

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