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【呪術】もしも、希望の隣に立てたなら。【廻戦】

第32章 監視と隣人



五条は笑う
「大丈夫だって、別に四六時中一緒にいる訳じゃないし」
『そういう問題!?』

「あと上も納得したんだよ?他に何が不満?」
『上の人!納得しないでよ!!』
紅海は頭を抱える…理解が追いつかない

「ま、これから、ちゃんとした書類作成して擦り合わせかな〜?
そこから、高専宿舎に移動になるし?」
『え、待って…私、引っ越しするの!?』

「まぁ、そうだね…結界内に常に置いておかないといけないし…
僕、こっち住んでるし…監視は監視だからな…」
五条は、わざとらしく顎に手を当てて悩む
悟と同居に近い状態と言うことか?と紅海は考える

意味不明…いや待って、もっと問題がある

『え……悟のプライベートは!?』
「あるよ?」

『あるならダメでしょ!?』
「別に?僕んち、広いしなぁ」

さらっと返される
この男、 本気で言っていそうで…

紅海は頭痛を覚える

一方…五条は内心、 少しだけ安堵していた
こうして騒いでいる間は、 紅海はまだ“紅海”だ

泣いて、 怒って、 困って
ちゃんと、ここに紅海がいる

紅海の頭が、 ようやく現実を処理し始める
『……高専宿舎…悟んち?』
「んー」
五条は少し考えるフリをした
「僕んち……ってさすがに言いたいけどね
それは紅海的にも無しかなぁと思って」

『だよね……良かった……』
心底安心した顔

五条は一瞬だけ無言になる
……その反応、 ちょっと傷付くんだけど
だが顔には出さない

「でさ、とりあえず、二部屋ぶち抜いたから、リビングで繋がるように」
『っえ…えー!?』
病室に声が響く

紅海の思考が止まる

「だから、元々隣だった部屋の壁抜いてさ、監視しやすいように?」
『いやいやいやいや!?』

大きく突っ込むと、腹が痛む

「いっ……!」
「だから急に動くなって」
五条が額を押さえ呆れる

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