第2章 革命の芽吹き
舗装された道を進み、校舎前に立つ腰の曲がった2人の男性の横へと向かう。
流石はサッカー名門校、屋外の第2グラウンドもきちんと手入れが行き届いているのが近くで見るだけでもわかった。
芝生が風に揺れる音がこんなに綺麗に鳴るフィールドも、学校の設備では久しぶりに見たかもしれない。
「隣、少しだけお邪魔してもよろしいでしょうか?」
完璧な満面の笑みを作る。
眼鏡の顔色の暗い男は何か声をあげようとしていたが、すかさず小柄で派手なスーツの男が静止した。
「君、名前は?」
「……傍 夜徒。
理事長と校長には、一度ご挨拶が必要かと思いまして」
足元に何故か転がっていたサッカーボールを何度かリフティングして蹴り上げ、両手で掴む。
演出として必要かと思ったが、やってみて要らなかった気もする。
京介、こんなところにまでボールを飛ばしていたのか。